米UPSと独Wingcopter、共同で配送用ドローンを開発

アメリカの大手貨物運送会社UPSとドイツのスタートアップWingcopterは、新たな配送用ドローンを共同で開発しています。

 

UPSのBala Ganesh氏は、「ドローン配送は、一種類のドローンですべてまかなえるというものではありません。Wingcopterと共に開発しているドローンによって、新しい活用事例におけるドローン配送サービスをスタートする予定です」と話しています。この新しいドローンは、アメリカ国内・国外のドローン配送に使われます。

 

Wingcopterが直接提携するのは、UPSのドローン配送部門を担当する子会社「Flight Forward」です。Flight Forwardは、時間制限のある配送のための高速ドローンや、天候や地理的条件の悪い配送のための頑丈なドローンなど、顧客のニーズに合わせた様々なドローンを開発しています。

 

開発されているドローンは電動垂直離着陸(eVTOL)機能を備え、最大風速時速45マイル(約72キロ)の環境下で、最大航続距離75マイル(約120キロ)、最高時速150マイル(約240キロ)で飛行することができます。

 

Wingcopterは既にドローンの商業利用を想定したデモンストレーションを終えています。ドイツに本社を置く医薬品メーカー「Merck」と提携し、ドイツ・ダルムシュタット市内にある複数のMerckオフィス間で小さなパッケージの配送に成功しています。また、ユニセフと他の救援組織の間で救急救命用の医療物資を運ぶのにも使われました。

 

Wingcopterのドローンは、ホバリングや垂直離陸の体勢から前進飛行モードに切り替えられること、また騒音が少ないことから、人口が多いエリアでの利用に適しています。垂直離陸を可能にするために回転翼が機体に対し傾けて取り付けてあることで、雨や強風などの悪天候に強いという特徴もあります。

 

2019年10月、UPSはAmazonやGoogleの子会社Alphabetよりも早く、アメリカ国内で初めてFAA(連邦航空局)からドローン配送の許可を得ました。

 

(画像引用:https://www.electronicsweekly.com/news/business/ups-wingcopter-develop-parcel-delivery-drone-2020-03/)

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