DJIが新型コロナウイルス対策に150万ドルを支援 ドローンを使って消毒剤散布

中国では、新型コロナウイルス対策としてドローンが使われています。Global Times(中国共産党系列の機関紙「環球時報」の国際版)が2020年2月1日にツイッターに投稿した動画には、ドローンを通して街を歩く人に「外出するなら一度家に帰ってマスクを着用して」と呼びかけている様子が映っています。

 

 

新型コロナウイルスは2019年12月に中国・武漢で発生し、世界各地に感染が広がっています。それを受け、中国最大手のドローンメーカーDJIは、新型コロナウイルス対策の援助に150万ドルを投じ、DJIのドローンAgrasを使用することを発表しました。Agrasは農業用のドローンで主に農薬を散布するのに使われますが、今回は感染エリアに消毒剤を散布します。従来の消毒剤散布方法に比べて、ドローンならより広い範囲の消毒を素早く終わらせることができる上に、作業に携わる人員を感染の危険に晒すリスクを減らすことができます。

 

DJIは研究と実験を重ね、今回のミッションに最適な消毒剤と、あらゆるエリアに対応するための飛行ガイドラインを開発したといいます。すでに深センの300万平方メートル以上のエリアに消毒剤が散布されました。他にも、消毒剤の散布を求める約1,000の州に支援を行っています。散布が行われているエリアは工場、住宅地、病院、ゴミ処理場などを含み、総面積は6億平方メートル以上です。従来の方法より50倍早く消毒が進んでいます。

 

DJIのRemeo Durscher氏は、「人々の安全を確保しながらも感染症の拡大を食い止めることは、かつては難しかった。誰もがドローンのような新しいツールを手にし、環境や社会のために使ってほしいというDJIの理念が体現されたと思う」と話しています。

 

他にも新型コロナウイルス対策においてドローンが活躍している例があります。スピーカーを搭載したドローンを使って、公共の場で集会をしている人たちに解散を促す、垂れ幕を載せたドローンによって人々に予防を呼びかけるといったことが行われています。また、サーモグラフィーカメラを搭載したドローンによって、遠隔で人々の体温をチェックし、感染している可能性のある人を探す役割も果たしています。

 

(画像引用:https://dronedj.com/2020/02/12/dji-pledges-15m-and-uses-dji-argas-drones-to-fight-coronavirus-in-china/)

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