インドで今一番注目されているドローン科学者

2019年8月にインド、カルナータカ州北部で洪水が起こり、数千人以上が影響を受けました。その際、人々に食べ物をはじめとする様々な物資をドローンを使って届けた22歳の青年がいます。

 

Pratap NM氏はカルターナカ州マイソールにある大学、JSS College of Arts, Science and Commerce出身で、ドローン科学者として著名な人物です。

 

Pretap氏は14歳の頃からドローンに関心を持ち、16歳の時には完璧に機能するドローンを自分で作っていました。初期のものは写真を数枚撮ることができるだけのドローンでしたが、少年だったPretap氏には大きな喜びであったことでしょう。彼は空を飛ぶ鷹からインスピレーションを得て、そしてインドの前大統領であり、研究者でもあるAPJ Abdul Kalam氏から大きな影響を受けたといいます。

 

大学在学中の数年間で、Pretap氏は600ものドローンを制作し、交通整理に特化したドローン、レスキュー用ドローン、完全自動ドローン、ドローンネットワークの暗号化など、6つの大きなプロジェクトを成功させています。アフリカでは、Pretap氏が作ったドローンが僻地の人々に医療物資を届けるのに使われていて、毎日たくさんの命が救われています。

 

また、Pretap氏はこれまで87以上の国から招かれ、彼が作ったドローンの展示を行っています。2018年にドイツで開かれた国際ドローンエキスポでは、アルベルト・アインシュタイン・イノベーション・ゴールドメダルを受賞しました。さらにITの名門、インド工科大学ボンベイ校で教鞭を取るなど、目覚ましい活躍を見せています。

 

Pretap氏は、インドのテレビ番組で次のように話しました。

 

「私はドローンを作るのにほとんど費用をかけず、代わりにE-waste(電気電子機器廃棄物)を使っています。そのE-wasteの多くはマイソール、ヴィシャーカパトナム、ムンバイなどの電子機器ショップで手に入れたものです。例えば動かなくなったミキサーグラインダーがあれば、モーターを取り出してドローンに再利用します。壊れたテレビからはチップと抵抗器を取り外して活用します。そうやって作られたドローンの見た目は良くないかもしれませんが、ドローンはその機能が全てなのです」

 

Pretap氏は緊急時に使用するドローンも開発していて、洪水の際にはPretap氏のドローンが被災地に食べ物や水、医療物資、衣類などを運び、被災者の安心、安全を確保する大きな助けになりました。

 

(画像引用:https://yourstory.com/socialstory/2019/12/drone-scientist-karnataka-mandya-600-drones)

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