アメリカの人類学者、ドローンを使ってアフリカのマラリアに立ち向かう

アメリカ・ミシガン州、州立オークランド大学の教授Jon Carroll氏は、2018年夏にアフリカを訪れ、ドローンを活用してマラリアを撲滅する方法を探りました。Carroll氏は、ドローンと機械農業用のソフトウェアを使って、公衆衛生、環境保護、食料安全保障などに取り組んでいます。

 

オークランド大学のニュースレポートでは、次のように説明されています。

 

「研究チームはアフリカ東南部のマラウイ共和国に9日間滞在しました。ドローンが撮影する画像を使って、水が溜まっているところを検知する技術の有効性を調査するためです。水が流れずに溜まっている場所は、マラリアの主な媒介者である蚊の発生源になるからです。

 

Carroll氏は、”ドローンによる航空写真と、実際に地上で集められたデータを比較して、ドローンによる航空写真の信頼度を計測する必要があります”と話します。

 

ドローンによる航空写真は、人工衛星によるものに比べて圧倒的に高画質で、正確なデータをもたらします。

 

”人工衛星による写真では、7平方フィート以上のものしか検出することができません。一方ドローンは、約3インチのものから検出が可能です。よって、写真に映し出されている物体を区別したり、水溜まりなど特定の場所を検知したりするのには、ドローンに軍配が上がります”

 

水が流れずに一箇所に留まると蚊の発生源になってしまします。蚊の増殖を防ぎ、最終的にマラリアを撲滅するためには、水が絶えず流れ続けるような、効率的な水路の建設が不可欠です。水路計画を進める灌漑工学者や農業従事者にとって、ドローンによる航空写真は大きな助けになるだろうとCarroll氏は確信しています。」

 

アフリカは今、最先端のドローン技術の舞台になっています。ドローンに関連する規制が甘いアフリカ諸国では、アメリカやヨーロッパでは規制によって実現できない様々な技術が試され、実現しています。サンフランシスコの「Zipline」社がアフリカで行っている、医療物資と血液サンプルを運搬するドローン輸送システムがいい例です。Zipline社は、アフリカですでに16,000件のドローン輸送を成功させています。

 

(画像引用:https://dronedj.com/2019/09/11/drones-to-flight-malaria-in-africa/)

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