運河に墜落したドローン!イギリスで実施される新たなドローン法令とは?

手持ちぶさたな日曜の夕暮れ時、ドローンを華麗に操り、マンチェスターの美しい夕焼けを撮影したいと思うのは、いたって自然なことでしょう。

この日、少年たち数名は、Castlefield Basinにて、夕焼けの撮影を試みました。しかし、撮影は失敗に終わり、ドローンは水没してしまいました。
Castlefield Basin:イギリスのマンチェスターにあるアウトドア施設。

現在、少年たちがドローンを救出しようとする様子を撮影した動画が、SNSなどに投稿されています。なお、記者のMatthew Cooper氏は、近くを通りがかり、その様子を見ていたそうです。

Castlefield Basinの橋の上を歩いていたら、少年たちが集まっているのが見えました。はじめは、遠隔操作の潜水艦でも操縦しているのかと思いました。しかし、一人の少年が川に飛び込もうとしているのが見え、周りの友人たちは、彼の身体にロープを結んでやっていました。それで私は、川にドローンが墜落してしまったのだと感づいたのです。残念なことに、救出劇は失敗に終わってしまったようです」

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近年のドローンの低価格化により、少年にまで普及するようになってはいるものの、このようなドローン墜落のケースは後を絶ちません。

2018年に入り、イギリスではこのようなケースに対応するために、ドローンなどの空中デバイスに関する法律が改正されました。

抵触した場合、懲役刑の対象になってしまうほどの厳しい法律もあります。また、重量が250gを超えるドローンを所有する際は、イギリス民間航空局への登録が義務付けられます。

ドローンを飛ばしたいだけであれば、250g以下の軽量なドローンはいくつもあります。しかし、人気の高いカメラ付きドローンは、特にカメラ内蔵型の場合、250gを遥かに超える重量となっています。

現在人気の一般向けドローンとその重量は、DJI Mavic Pro734gParrot Bebop 2:500gDJI Spark300gなど、軒並み制限重量である250gを超える機体です。

特に、3つ目に挙げたDJI Sparkは、軽量であることを売りにしていた部分もあり、そういった軽量型ドローンさえも規制の対象となってしまう今回の改正は、多くのドローン所有者に影響を与えると考えられます。

250gを超える重量のドローンを所有する人は、20191130日までにイギリス民間航空局へ登録しなければいけません。

イギリス民間航空局への登録がない状態、または、安全性試験を完了していない状態で250g以上のドローンを使用した場合、最高で1000ポンドの罰金が科せられるようになります。これは日本円にして15万円ほどになります。

以下に、イギリスのドローンに関する法律をまとめますので、イギリスでドローンを飛ばしたい方は、特に注意してください。

・ドローンは400フィートを超えて飛行してはいけない
・ドローンは空港の周囲1km以内を飛行してはいけない
250gを超えるドローンは、CAAに登録しなくてはいけない
・ドローンの操縦者は、警察の要請があった場合、登録書類を提示しなくてはいけない
・ドローンの操縦者は、安全性試験を受けずにドローンを操縦してはいけない
・ドローンの操縦者は、ドローンを飛ばす際にアプリを使用し、危険なエリアや飛行禁止エリアに入らないように確認しなくてはいけない

また、このほかにも、ドローンを使用する際は、以下の点に気を付け、ルールとマナーを守って楽しくドローンを飛ばしましょう。

・ドローンを常に視界に収めておく
・カメラ付きドローンの場合、群衆や建物の密集地帯からは500フィート以上離す
・カメラ付きドローンの場合、人や建物からは150フィート以上離す
1000人以上の人がいる場合、150フィート以上離し、人々の上空を飛行しない
・地域のドローンに関する条例などに従う

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