PHANTOM 4 PRO V2.0について
「Phantom 4 Pro」の後継機として登場した「Phantom 4 Pro V2.0」は、どのような進化を遂げたのでしょうか。まず、OcuSync HD 伝送システムを搭載しました。自動デュアル周波数切り替えにも対応し、DJI Gogglesにワイヤレスで接続できるというのも大きなポイントです。
さらに、従来モデル「Phantom 4 Pro」や「Phantom 4 Advanced」と同じく、Phantom 4 Pro V2.0では 1インチ20 MPのCMOSセンサーを搭載しています。これにより、4K/60fps 動画と14fpsのバーストショット (静止画の連続撮影) の撮影が実現しました。
また、FlightAutonomy (フライトオートノミー) システムは、後方にデュアル・リア・ビジョンセンサー、左右に赤外線センサーを搭載しており、合計で5方向もの障害物を検知するという、非常に安全性の高い設計となっている点にも注目です。
この機種のオススメポイント
①飛行を、より静かで快適に
PHANTOM 4 PRO V2.0は、新たに航空力学デザインの9455SプロペラとFOC ESCドライバーを採用しました。これらは、ノイズ制御の機能を高め、正弦波電流の安定的な供給に一役買います。その結果、飛行時のノイズは4dB(60%のノイズパワー)まで軽減されるので、フライトはよりストレスフリーなものとなるでしょう。
②新しいOCUSYNC動画伝送
Phantom 4 Pro V2.0は、送信機としてOcuSync 動画伝送を採用しています。OcuSync 動画伝送とは、TDM(時分割多重)技術を用いて、制御信号を送信するのと同時に動画信号を受信するシステムです。OcuSyncは、適切な周波数帯をスキャンし、クリアな伝送を維持してくれます。
③壮大な飛行体験を、装着しよう
Phantom 4 Pro V2.0は、DJI Gogglesとワイヤレスで接続することができ、その操作感は抜群です。例えば、ケーブルに邪魔されることなく、スポーツモード(Sモード)のスリリングなFPV飛行を、最高時速72km/hで楽しむことも可能なのです。
デュアルLTPSディスプレイで視野角( FOV )85° の1080p 高品質ライブカメラビューが見せてくれるのは、ワクワクするような空からの景色です。上述したOcuSync経由で接続すると、驚くほど低遅延でクリアなFPV飛行を体験できるでしょう。