INSPIRE 2について
DJI社製ドローン「Inspire 1」の登場は、世界中のユーザーに驚きをもたらしました。世界初の映画制作用ドローンInspire 1は、HD動画伝送システムと一体化され、360°回転式ジンバルと4Kカメラを搭載していました。さらに、Zenmuse X5とX5Rカメラも登場し、今もなお多くのユーザーに愛されています。
今回ご紹介する「Inspire 2」は、Inspire 1の後継機として、そのすべての機能を継承し、より一層優れたパフォーマンスを実現できるモデルです。
この機種のオススメポイント
①プロが求める映像性能
Inspire 2は、最新のCineCore 2.1の画像処理システムを搭載することで、以下のようなクオリティで映像の収録を可能としました。
・CinemaDNG向け6K動画を4.44 Gbpsで収録
・Apple ProRes向け5.2K動画を2.08 Gbpsで収録
・H.265/H.264を100 Mbpsで収録
②優れた障害物検知、回避機能
Inspire 2に搭載されている機体前方のビジョンセンサーは、最大30m先までの障害物を検知します。また、障害物回避機能は最大傾斜角度25°で、最大飛行速度54km/hまで対応可能です。
加えて、機体上部の赤外線センサーは、上方5mまでの障害物を検知するので、狭い空間でも安心してフライトを楽しめます。さらに、機体下部に備えたビジョン・ポジショニング・システム (VPS)により、従来に比べ、安定した飛行を実現しました。
③新しい追尾モード「スポットライトプロ」
Inspire 2は、新しい追尾モードとして「スポットライトプロ」を採用しました。最新のビジュアル・トラッキング・アルゴリズムにより、飛行中にドローンがどの方向を向いていても、被写体を捉え続けるという驚きのシステムです。
この機能を活用すれば、操縦者ひとりでも複雑なカメラワークが可能となり、よりドラマティックな映像を撮影できるでしょう。
④スマート RETURN-TO-HOME
これまで、飛行中のドローンを見失ってしまった経験はありませんか?Inspire 2に新しく搭載された「スマート RETURN-TO-HOME」は、ドローンの帰還をサポートする機能です。Inspire 2は、飛行中にリアルタイムで飛行ルートのマップを作成します。
そのため、もし映像伝送システムの信号が失われた場合でも、障害物を検知しながら、元の飛行ルートに沿って安全に帰還できるのです。