A.L.I.がミサワホームのコンセプト住宅にドローン個別配送システムを実装

更新日: 2021.08.07 公開日: 2021.08.07
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株式会社A.L.I. Technologies(以下「A.L.I.」 )は、ミサワホーム株式会社が住まいづくり体験施設「ミサワパーク東京」に建設した、持続可能な未来につながるコンセプト住宅「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」へのドローンを活用した個別配送システムを実装しました。

 

配送には移動式ドローンポートとA.L.I. が開発しているドローン運航管理システム「C.O.S.M.O.S(コスモス)」を使用。

居住者は専用のアプリを使ってドローンポートを屋外に移動させておきます。

C.O.S.M.O.Sによる飛行管理のもと、ドローンはポートへの離発着・荷下ろし・配送拠点への帰還を行います。

また、IoTとC.O.S.M.O.Sを組み合わせることでアプリケーション連携や自律飛行、ワイヤレス給電も可能となります。

 

今回のシステムが実装され、高齢者や体の不自由な人の外出回数低減、介護中・育児中などで外出が困難な際に必要となった日用品や医薬品の注文配送ニーズに応えることができます。

また、受け取り時に在宅する必要がないため居住者が配送時間にとらわれず時間を自由に使うこともできるのです。

 

さらに配送会社と連携し、一部地域における配送の代替手段としてドローンを活用することで、再配達の負担軽減やCO2排出の低減といった持続可能な物流手段としても貢献できるだけでなく、物流のラストワンマイルという課題解決の一つにもなりえるとのこと。

 

A.L.I.は今後、レベル4(有人地帯の目視外飛行)を想定したドローンシステムの運用を目指す考えを示しました。

オペレーターと機体の登録・認証及び一元管理・気象情報との連携・飛行状況のリアルタイム通信・危機管理のための遠隔操作といった機能を持つC.O.S.M.O.Sを活用することで安心安全な運航管理を徹底していくとのことです。