間違った認識は危険!ドローンの正しい重量規制を知っておこう

更新日: 2021.11.23 公開日: 2018.10.17
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個人でも簡単に魅力的な空撮映像を撮影できるガジェットとして人気を集めているドローンですが、法律や条例によって、様々な規制がかかっています。そのため、知らずに始めてしまうと、法律違反や思わぬ事故を招いてしまう危険性もあります。今回はドローンの規制の中でも、特に知っておくべき重量規制をピックアップしてまとめていきます。

目次

ドローンの重量規制は何グラムから?

ドローンの重量規制については、主に「航空法」という法律によって規定されています。航空法においては、一定以上の重量を持つドローンを「無人航空機」、それ以下のドローンを「トイドローン」として分類しています。

無人航空機とトイドローンの境界となる重量が200gと定められており、200g以上のドローンは、航空法によって、飛行規制の対象となります。

なお、ドローンの重量については、ドローン本体だけではなく、カメラやバッテリーなど飛行しているものの総重量を指します。そのため、ドローン本体が100g程度だったとしても、その他のパーツが搭載されることで、200g以上となった場合は規制の対象となります。

200g以上の規制対象となるドローンは、基本的に「人口集中地区」や「空港、ヘリポートやその周辺」「重要文化財の近く」などでの飛行が禁じられます。どれも落下や衝突によっての被害を想定した規制でもあり、本格的なドローンの危険性を鑑みた処置といえるでしょう。

また、200gを下回るドローンであっても、まったくの規制対象外というわけではありません。法律以外にも都道府県が制定する条例によって、重量は関係なく指定場所でのドローンの飛行を禁じるものもあります。

ドローンを購入するときには、そのドローンの重量が200g以上なのかどうか、そして、どのような規制の対象となっているのかを、事前に確認することが重要となります。

ドローンの重量が重要ポイントなワケとは?

ドローンの法規制に関する基準として、200gという数字が出てきましたが、ドローンの重量が重要な理由としては、どのようなものがあるのでしょうか。

一般的に200g未満のドローンの場合、安価で簡易なつくりをしているため、そこまでの飛行性能はなく、目の届く範囲での飛行が主な用途となります。そのため、航空法では、このようなドローンをトイドローンとして分類しており、危険性の高い飛行物としては認識していません。

一方で、200g以上のドローンの場合、性能によっては本格的な空撮もできるほどの飛行能力を持っており、操縦者の技術によっては、落下や衝突による事故で重大な被害が想定されると考えられています。

実際に、ドローンが落下したことによって発生した事故は、国内でも多数観測されています。用途によっては、非常に危険な道具となる可能性があるので、これらのドローンは厳しい飛行規制をかけているといわれています。

 

重量規制対象ではないドローンのおすすめは?

 ドローン初心者におすすめなのは、やはり法律による重量規制の対象外でもある200g未満のドローンだといわれています。気軽に飛ばすことができますし、練習にも最適です。法律の規制の対象にもなっていないので、飛行場所もある程度自由に選ぶこともできます。

1.Holy Stone ドローン

こちらはトイドローンと呼ばれる軽量なドローンです。重量も200g未満ですので、法律の規制の対象外となります。最低限の飛行能力とカメラ機能を備えているので、初めてのドローンや空撮におすすめです。

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2.Zerotech ポケット セルフィードローン

こちらはセルフィードローンと呼ばれる、自撮り専用のドローンです。コンパクトかつ軽量なので、法律の規制の対象外ですし、自撮りを主な用途としているので、そこまで遠くに飛行させることなく、遊ぶことができます。

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