ドローン空撮が楽しめる場所はどう探す?規制や法律とあわせてご紹介!

更新日: 2021.11.24 公開日: 2019.01.21
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ドローンを手に入れたなら、色々な場所で空撮をして、最大限活用したいものです。しかし、ドローンには様々な制限があるため、自由に空撮できる場所には限りがあります。知らないうちに法令違反をしてしまわないためにも、ドローンに関する制限はきちんと把握しておきましょう。安全にドローンを楽しめる場所の探し方を紹介します。

目次

はじめに知っておきたい、ドローンに関する法律や規制について

規制の中で代表的なものをあげてみましょう。

航空法

以下の空域と飛行方法の制限があります。

・空港周辺
・150m以上の高度
・人口集中地区
・目視外飛行
・夜間飛行
・人や物との距離が30m未満での飛行
・物の投下
・危険物輸送
・イベント会場上空

航空法は機体の総重量が200g以上のドローンに適用されます。そのため、200g未満のホビードローンは規制の対象外です。ただし「空港周辺」と「150m以上の高度」での飛行はホビードローンであっても「模型航空機」として規制されるので注意しましょう。

他にもドローンの空撮をする飛ばす場所に関係する法令には以下のようなものがあります。これらの規制はすべてのドローンに適用されます。

・小型無人航空機等飛行禁止法
・公園条例等の各自治体の条例
・所有権、肖像権などの民法
・道路交通法

 

ドローン空撮が可能な条件や場所とは?

先に述べたような規制外の場所であれば、ドローン空撮ができます。まず150m以下の高さでドローン空撮を行うようにします。そして、規制がある場所で大きく影響があるのは「人口集中地区」です。市街地はほとんど当てはまるので、街の中心地から離れた場所であれば空撮が可能となっています。

プライバシーや肖像権の観点からも人の多いところでの空撮は避けたほうがいいでしょう。河川敷や山中など、自然が多い場所は飛行制限にかかることが少ない傾向にあります。きれいな空撮が撮れるため、そのような場所でドローンを楽しむ人が多いのです。念のため、飛ばす前に、その場所の管理者にドローンを飛ばして良いか確認しましょう。

 

これを使えば簡単にドローン空撮が楽しめる場所が見つかる!

どこまでが人口集中地区なのか調べるために、今はドローン専用地図サービスというものがあります。その1つが「SORAPASS」です。これは、航空法で規制されているエリアが表示される地図サービスです。

飛ばしたい場所を検索すると、そのエリアの人口集中地区が赤く表示されます。空港周辺エリアは緑の円で表示されます。規制されている場所が一目瞭然なので、色が付いていないエリアでドローン空撮ができます。

さらにGoogleマップを活用してドローン空撮ができる場所を探すことができます。SORAPASSで制限がない場所を絞ったら、河川敷や広場のようなひらけた場所を探します。良さそうなところに目星をつけたら、ストリートビューで様子を見てみましょう。

地図上ではドローン空撮に良さそうだったのに、実際行ってみると飛ばせそうになかったということはよくあります。事前にストリートビューで下見をしておけば、家にいながらドローンを飛ばす場所を確認することができるのです。

 

安心、安全にドローン空撮を楽しむために確認しておきたいこと

ドローンは楽しいだけでなく、事故のリスクがあるものです。平成29年にはドローンが作業員に衝突して顔に怪我をするという、日本で初めてのドローンの人身事故が起きています。他にも、墜落や鳥や物との衝突、禁止区域への侵入など様々な事故が起きています。

事故原因で最も多いのは操縦者の技能不足です。天候やトラブルで機体がバランスを崩した時に冷静に対処できるスキルがなければ、墜落や事故につながります。簡単に始められるドローンですが、安全に飛ばすためには技術が必要なことを自覚し、練習するようにしましょう。

また、どのような状況や場所が操縦不能になりやすいのかという知識持つことや機体のメンテナンスを怠らないこともドローンを安全に操縦するためには欠かせません。安全、安心して楽しむためにも、きちんとした技術と知識を持つようにすべきです。

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