ドローン測量でおすすめの機体とは?必要な周辺機材やソフトについても解説

更新日: 2021.11.22 公開日: 2020.02.20
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目次

ドローン測量で使う機体の選び方

ドローンを使って行う測量では、機体にカメラ、GNSS、高度計が搭載されているものであれば測量を行うことができます。

小・中型の機体で、一定水準を越えたものであれば大差はなく、公共測量に使用もできます。基本的には、機体に搭載されたカメラで測量を行うことができますが、高画質な画像や動画などを取得したいのであれば、赤外線カメラや一眼レフカメラなどの性能の良いカメラが必要です。

しかし、性能の良いカメラは大きく重量のあるものが多いため、機体に後付けする場合には注意が必要です。ドローンの機体には、積載重量が決められているため、後付けするカメラの重量に対応した機体を選ぶ必要があります。カメラだけでなく、その他の機材などの重量も考え、機体を選びましょう。

 

ドローン測量におすすめの機体

ドローン測量で使われる機体にはさまざまな種類があります。

ここでは、おすすめの機体の特徴を紹介します。

・mavic 2 por

mavic 2 porの最大飛行可能時間は31分です。カメラの性能は1インチで2000万画素となっており、CMOSセンサーが搭載されているので、高性能でありながら消費電力を抑えてくれます。

また、全方向に障害物検知システムが付いているので、安全に飛行できます。

・inspire 2

inspire 2の最大飛行可能時間は27分です。inspire 2の機体にはカメラは付いていませんが、後付けが可能です。inspire 2に対応したzenmuse x5sのカメラは4/3で2080万画素となっています。MICROセンサー、3軸ジンバルが搭載されているため、とても高画質な画像が取得できます。

inspire 2は同時に2つのバッテリーを搭載でき、バッテリーには自己保温機能が付いているので安心です。

・phantom 4por v2.0

phantom 4por v2.0の最大飛行可能時間は30分です。カメラの性能は1インチで2000万画素、mavic 2 por と同じCMOSセンサーが搭載されています。

phantom 4por v2.0のカメラには、メカニカルシャッターを搭載しているので、高速飛行中などに起きる、映像の歪みを抑えてくれます。

・matrice 210 rkt

matrice 210 rktの最大飛行可能時間は33分です。最大積載重量は2㎏となっており、zenmuseシリーズのカメラを下方や上方、デュアル下方へ付け替えが可能です。

matrice 210 rktは、高耐久設定で悪天候でも安定して飛行ができ、RKTの搭載でとても高精度です。障害物検知システムも全方向に対応しています。

・matrice 600 por

matrice 600 porの最大可能飛行時間は35分です。最大積載重量は6㎏となっており、zenmuseシリーズのほとんどのカメラとジンバルを搭載できます。

3重の冗長化システムが付いており、一部のシステムに障害が発生した場合でも、システム全体の機能を維持できます。

 

ドローン測量を行うために必要な周辺機材とソフト

ドローン測量を行うには機体だけでなく、その他にも必要となる機材があります。

・タブレット(スマホ)

ドローン操縦用のモニターとして、タブレットやスマホが必要です。機体によって対応機種などは違いますが、測量を行う場合は画面が大きいタブレットの方が、映像などが見やすくおすすめです。

・予備バッテリー

前項のおすすめの機体からも分かるように、現在あるドローンのほとんどは、飛行可能時間が30分前後です。予備のバッテリーがあると、長時間かかる測量でも対応ができます。

・プロペラガード

プロペラガードを付けることで、人や建物などへの、機体の接触を防いでくれます。接触が防げることで墜落の可能性も減り、安全に飛行ができます。

・SDカード

ドローンの機体には、保存するためのストレージが付いているものもありますが、画像や動画をたくさん撮る場合には、SDカードを持っておくと困らないでしょう。

また、ドローン測量を行うには「自動航行ソフト」や、「データ解析ソフト」が必要です。

・自動航行ソフト

ドローン測量を行うには、コントローラーに繋いだタブレットやスマホに、自動航行ソフトを入れて行います。

DJI製のドローンであれば無料でできる「DJI GS PRO」や、ドローンメーカーでは有名なDJI・PARROT・YUNEECに対応した「PIX 4D CAPTURE」が人気があります。

・データ解析ソフト

3次元点群データやオルソ画像を作成するために、ドローンで上空から得た情報を、ソフトを使い解析します。

自動航行ソフトでも紹介した、PIX 4Dのプロ仕様向けの画像処理ソフト「PIX 4D MAPPER」や、デスクットップ版とクラウド版があり、コストパフォーマンスの良い「TERRA MAPPER」が人気です。

どちらも無料でお試しができるので、ぜひ体験してみてください。

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