ドローンの基礎技能講習ってどんな試験?気になるドローン検定の内容や受験するメリットをご紹介!

更新日: 2021.11.24 公開日: 2018.07.26
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ドローンに関する知識や技能を有していることを証明する民間資格はいくつもあります。その中でもドローン検定は、認定者数が日本で一番多いドローンの資格です。ドローン検定協会が実施するドローン検定には、筆記試験と技能試験の2つがあります。

ドローンの技能試験以外にも、ドローン検定協会は基礎技能講習を開催しています。ドローン操縦の技能を向上させたい方は、ドローン検定の内容や、基礎技能講習の詳細を確認したいところです。

目次

ドローン検定ってどんな試験?

筆記試験は、ドローンに関する知識を十分有していることを証明する試験です。ドローンに関する用語や機体の構造といった基礎知識から、ドローンの飛行特性や航空工学、気象学や関連法規まで幅広い知識が求められます。

ドローン検定を実施するドローン検定協会は、筆記試験のほかにも技能試験を実施していました。2018年6月現在、ドローン検定協会のホームページには技能検定の情報は掲載されていません。

代わりに、ドローン検定協会のホームページでは、ドローン検定協会と提携している多団体の技能試験の紹介を行なっています。

一般財団法人JAREXが運営する「ドローンフライトクラブ」では、ドローンの操縦について操縦者同士で情報交換や教えあう場を提供し、技能の検定試験に臨むことができるようにしています。

DPAはドローンパイロットアカデミー主催の技能検定試験です。技能検定試験に加えて試験に向けての講習もセットになっています。技能検定試験に合格すると、「DPAマルチコプター操縦士」として認定されます。また、ドローン検定協会からも、ドローン操縦士として認定されます。

JDAは日本ドローン協会が主催する技能検定試験です。試験に合格すると、日本ドローン協会から証明書が発行されるほか、ドローン検定協会からもドローン操縦士として認定されます。

 

ドローンの基礎技能講習とは?

ドローンの基礎技能講習とは、ドローン検定協会と提携するドローン航空学校が実施する講習です。ドローンを安全に操縦するために必要なルールや技術を学習したい方だけでなく、これからドローンの購入を検討している方に対して、基礎技能講習は開催されています。

基礎技能講習で学習するのは、ドローンの操作方法、安全講習、シミュレータ訓練、実機を使った空中操作、応用技能などです。

筆記試験と異なり、基礎技能講習は47都道府県すべてでは開催されませんが、東京、大阪など全国13都市で開催されます。

基礎技能講習はドローン検定4級の合格者なら誰でも参加可能で、基礎技能講習の受講料は、通常64,800円です。

 

ドローンの基礎技能講習や検定を受けることのメリットとは?

ドローンの基礎技能講習や、ドローンの技能検定を受けるメリットはいくつもあります。まず、ドローンを操縦する技能を向上させられます。

ドローン検定協会が公認する基礎技能講習には、操縦者が安全にドローンを運用できるようにする目的があります。ドローン検定協会の実施する基礎技能講習は、国土交通省航空局によって、適切な技能認証を行なう講習として正式に認可されています。

また法律などで規制されている地域でドローンを操縦するためには、国土交通省の認可が必要です。ドローン検定協会が公認する基礎技能講習を修了すると、ドローンの飛行認可を受ける際に必要な申請書類の一部を省略できます。

なお、ドローンを墜落させることによる事故は、自己責任になり、2018年6月現在、ドローンの操縦に必要な免許は存在しませんが、基礎を学んで安全にドローンを操縦するためにも、ドローン検定や基礎技能講習を受けておくのは良い選択肢であると言えるでしょう。

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