近年、ドローンの産業利用が進むにしたがって、ドローンパイロット1人だけでは対応の難しい複雑な事例も見られるようになってきました。
そこで登場するのが、今回紹介する「ドローン管制士」です。空港の航空管制官(航空管制士)のようにドローンを的確にナビゲートするドローン管制士は、これから複雑化していくドローンビジネスにはまさに必須の存在と言えそうです。
2018年に生まれた新しい職業、ドローン管制士
「ドローン管制士」と聞いても、あまりピンとこない方が多いことかと思われます。それもそのはず、ドローン管制士という言葉は、まだ2018年に誕生したばかりの新しい言葉なのです。
複雑化するドローンビジネスに対して、複数のドローン機体の飛行管理を一手に引き受ける役割が求められるようになりました。また、2018年夏にはドローンの産業用途での目視外飛行も解禁される予定です。
ドローンに関するソリューション事業などを行う株式会社ドローンネットがこれに目をつけ、2018年ドローンの遠隔ナビゲートアプリ「ドローンスコープ」をリリースしました。これを用いてドローンを管制するのが「ドローン管制士」です。
ドローン管制士になるには?
ドローン管制士になるには、まず「ドローン管制士4級」の資格が必要です。
ドローン管制士4級は、ドローンネットが展開するドローンポータルストア「ドローンザワールド」の店舗で講習を受講可能で、2018年5月18日より東京麹町DN店と仙台フォーラス店にて開講予定です。また、2018年6月1日よりその他店舗でも開講予定となっています。
2018年4月4日にサービス開始が発表された「ドローンザワールド スカイクラウド会員」登録者は、このドローン管制士4級の講座を無料で受講可能ですので、スカイクラウド会員で利用可能なドローンスコープと併せて、ぜひとも活用してみましょう。
ドローン管制士の資格は公的なものではありませんが、ドローンザワールドクラブのビジネスマッチングシステムSKYCLOUDでは、ビジネスを依頼する信頼性の一つの指標になりそうです。
ドローン管制士は何をする?
ドローン管制士のスキルを持っていると、いったい何ができるのでしょうか。特筆すべきは、離れた地点にいる複数のドローンを、1カ所でまとめて指揮監督することが可能な点です。
例えば、沖縄と北海道でそれぞれ活動するドローンを、東京からリアルタイムで監督するといったことも可能になります。
2018年夏に目視外飛行が解禁されれば、ドローン管制士の活躍の場が一気に広がります。解禁後に、さらなる業務内容が見えてくるかと思いますので、要注目です。
ドローン管制士、今後の展開に期待!
いかがだったでしょうか。増え続けるドローン需要にこたえる新たな職業「ドローン管制士」を紹介してきました。
まだまだこれから需要が伸びると予想される職業であるドローン管制士は、今のうちにスキルを磨けば、それがのちに自身の大きな財産となる可能性があります。他にはない技術が身に着けられるドローン管制士4級、是非受講を検討してみてはいかがでしょうか。
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