ドローン検定の基礎知識と出題されそうな過去問(3級程度)

近年、世界中で注目されているドローン。今のところ、ドローンを操縦するための免許は必要ありませんが、日本には民間のドローン検定資格が存在し、1級から4級まであります。ここでは、ドローン検定の基礎知識と出題されそうな過去問(3級程度)について紹介します。

ドローン検定とは

ドローン検定とは、ドローン検定協会株式会社が主催する無人航空機に関する知識と技能を証明する民間の検定試験のことです。通称「ドローン試験」や「D検」と呼ばれています。

ドローン検定では、ドローンを取り扱う従事者の知識レベルを客観的に評価し、その知見の向上と周囲の方への理解を広めることを目的としています。この検定に合格すれば、「無人航空機に関する飛行履歴・知識・能力を有することの証明書」の発行を受けることができます。

ドローン検定は筆記試験で、1級から4級まであります。3級と4級は誰でも受験が可能ですが、2級であれば、同検定3級保持者、1級であれば同検定2級保持者でなければ受験できません。

試験の日程は、2~4級は2ヶ月おきに年6回、1級は年3回開催され、受験料は、

4級:3,000円
3級:5,500円
2級:12,000円
1級:18,000円

と徐々に上がっていきます。

出題方法はマークシート(4択)で、1問2点で、全50問で100点、40問正解の80点以上で合格となります。試験時間は90分です。

 

上級試験を受けるのに必要なドローン検定3級受験の流れをご紹介

まずはドローン検定のホームページの右上にある「受験案内(受験申込)」からドローン検定3級受験の申し込みを行います。受験会場と級を選んで「申込」ボタンをクリックします。会場は北海道から沖縄まで様々な場所にあるので間違えないように注意しましょう。

各会場には受験者の定員があります。定員に近づくと「申込:残少」のボタンになるので早めに申し込み手続きをするようにしましょう。申し込みをしたら受験料を入金します。ドローン検定3級の場合は5,500円です。入金後1週間ほどすると受験票が郵送されます。

受験票は受験当日必要になるので絶対になくさないでください。なくした場合に再発行をしてもらうことはできません。受験票に試験会場が記載されているので確認しましょう。試験当日は受験票に加えて筆記用具(鉛筆と消しゴム)が必要です。

試験が終わってから10日くらいで合否確認通知が郵送されます。通知が来たらドローン検定のホームページから合否確認ができます。受験番号、生年月日、確認番号を入力し、「確認」ボタンをクリックします。受験日から1か月くらいすると、合格者だけに合格証が届けられます。

ドローン検定3級に合格すると、さらに上級の2級を受験することが可能です。3級と4級はだれでも受験可能ですが、上級を目指すのであれば最初から3級を受験することがおすすめです。

 

ドローン検定の試験会場の様子

ドローン検定の試験は全国で行われます。

2019年7月開催の試験会場は以下となります。

北海道(札幌市、帯広市)、青森(青森市、八戸市)、岩手(盛岡市)、宮城(仙台市)、秋田(秋田市)、山形(山形市)、福島(会津若松市)、茨城(水戸市)、栃木(宇都宮市)、群馬(太田市)、埼玉(さいたま市)

千葉(船橋市)、東京(渋谷区、新橋、八王子市)、神奈川(藤沢市)、新潟(三条市)、長野(松本市)、富山(滑川市)、石川(金沢市)、福井(福井市)、岐阜(岐阜市)、静岡(静岡市)、愛知(名古屋市中区)、三重(津市)、京都(京都市)、大阪(大阪市)、兵庫(神戸市)

和歌山(田辺市)、鳥取(米子市)、岡山(岡山市)、広島(広島市)、山口(宇部市)、香川(高松市)、愛媛(松山市)、高知(高知市)、福岡(大野城氏)、佐賀(佐賀市)、長崎(諫早市)、熊本(熊本市)、大分(中津市)、宮崎(宮崎市)、鹿児島(霧島市)、沖縄(那覇市)

会場の詳細は受験票に記載されます。

東京新橋では「新橋ビジネスフォーラム」で行われたことがあります。JR新橋駅から歩いて5分の「第一日比谷ビル」8階にある会場です。1級から4級までの受験者が合計60名ほど集まって検定試験を受験します。

受験者は中高年の男性が多く、女性の割合は10%くらいという感じです。2015年に始まった検定なので比較的新しいですが、これからさらに認知度が上がると、ドローン検定を受験する若者や女性が増えてくるかもしれませんね。

 

ドローン検定3級の範囲

ドローン検定は、ドローンの機体の各部名称から機体特性、航空学、気象学、電波法、航空法とドローンの操作・管理にまつわる非常に幅広い範囲から級数に応じた出題がなされます。

ドローン検定3級の試験範囲は、次のようになっています。

・用語:一般用語、航空用語

・基礎:機体、制御装置、送信機、バッテリー

・機体特性:固定翼機、ヘリコプター、マルチコプター

・工学・気象学:航空力学基礎、機体構造、通信

・運行管理:運行管理基礎

・法規:航空法・電波法・小型無人機等飛行禁止法

 

ドローン検定3級の過去問はあるのか

ドローン検定の3級はテキストがありますが、残念ながら過去問が載っている参考書などは今のところないようです。しかし、テキストには練習問題があり、この問題を暗記すれば問題ないといわれています。

なぜなら、問題文や画像も基本は使いまわしなので、一部の計算問題を除けば、ほぼ正解できるといわれているからです。空港等周辺の安全表面あたりで、半径や長さなど、細かい数字がたくさんありますが、覚えられない場合は名称だけでも覚えておきましょう。

基礎力学については、高校で物理を選択していなくても、新しく覚えるのは「等加速度運動」「加速する物体の移動量」「自由落下運動が完了するまでの時間」のたった3つとなっています。

3級の場合、丸覚えで十分対応できる難易度の問題であるうえに、選択肢の数字がそれぞれ大きく離れているので、暗算でもおおよそ正解が選べます。

過去問なども解いておらず、ドローン検定のテキストだけでは心配という方は、アプリがおすすめです。iOS/Android対応のスマホ・タブレットでドローン検定のようなアプリが無料でダウンロードできます。

アプリでは3級の試験内容に近いものが4択で出題されているため、雰囲気はドローン3級検定にかなり近いものとなっています。

 

ドローン検定3級に出題されそうな問題集

ドローン検定3級に出題されそうな過去問の例を、いくつか紹介します。

 

Q.ジャイロセンサーとはなにか?

1.回転速度を測定するセンサー
2.GPSを感知するセンサー
3.水平位置を感知するセンサー
4.高度を測定するセンサー

答え:1の「回転速度を測定するセンサー」

ジャイロセンサーとは、角速度を検出するセンサーです。

角速度を簡単に説明すると、単位時間あたりの回転角のことを言います。

 

Q.「リトラクタブルギア」の説明として正しいものは?

1.無断変速装置
2.水上フローと脚
3.水平維持装置
4.引込脚

答え:4の「引込脚」

格納可能なスキッド(ドローンの脚部分)のこと

 

Q.右回転を表す表記はどれ?

1.C. W
2.C. C. W
3.ピッチアップ
4.ピッチダウン

答え:1の「C. W」

ダンス用語や機械用語などでは時計回りをCW(英語のclockwiseの略)と言いドローンも一緒です。

また、反時計回りのことをCCW(英語の counterclockwise の略)、もしくはACW(英語のanticlockwiseの略)と言います。

 

Q.総重量2kgの機体が高度19.6mから自由落下した場合、地上で衝突するまでにおおよそ何秒かかるか。

ただし空気抵抗はないものとし、重力加速度は9.8m/s^2とする。

1.1秒
2.2秒
3.3秒
4.4秒

答え:2.2秒

 

Q.ドローン操縦中に事故が起こった場合に、操縦者が負わなければならない責任として間違っているものは?

1.民事責任
2.刑事責任
3.行政上の責任
4.政治責任

答え:4.政治責任

 

Q.「ホバリング」の説明として正しいものは?

1.機体を空中で静止させる操作
2.機体を上昇させる操作
3.機体を離陸させる操作
4.機体を着陸させる操作

答え:1.機体を空中で静止させる操作

 

Q.リポバッテリーの保管方法として正しいのは?

1.満充電状態にして保管する
2.冷凍庫に入れて保管する
3.完全に放電して保管する
4.充電量を60パーセント程度に整えて保管する

答え:4.充電量を60パーセント程度に整えて保管する

 

ドローン検定3級の効果的な勉強方法

ドローン検定の試験はマークシート方式です。4択の選択肢から選んで解答するので、うる覚えでも正解を選ぶことができる可能性が高いといえるでしょう。ドローン検定3級と4級はテキストがあるのでそれを使って受験対策をするようにしましょう。

検定試験の出題はテキストの練習問題とほぼ同じです。つまり、テキストの練習問題を覚えてしまえば合格の可能性が高くなるということです。練習問題で間違えたところは、時間をおいてから再度挑戦しましょう。間違えなくなるまで繰り返します。

とにかく、テキストの練習問題を間違えなくなるまで繰り返し解くことが効果的な勉強方法だといえます。50問中43問が練習問題と同じだったという受験生もいました。40問正解(80点)で合格なので、いかにテキストの練習問題がポイントになるかがわかるでしょう。

出題には練習問題の数字を変えているだけの応用問題もありますが、公式さえ理解していればそれほど難しくはないでしょう。また、解答も4択なのでちょっとした計算ミスにも気がつくでしょう。

すでにドローンを操縦している人にとって勉強はさらにやりやすくなります。覚えなければならないフレーズも、操縦をしながらだと頭に入りやすいからです。ドローン検定を受験しようと思っているなら、まずは自分でドローンを飛ばしてみてからにするといいでしょう。

それでも自信がないという人には、ドローン検定のオンライン講座がおすすめです。講座を受講して自信を付けてからドローン検定を受験すれば、高い確率で合格をつかみ取ることができるでしょう。

 

ドローン検定の基礎知識と出題されそうな過去問(3級程度)についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。

ドローン検定3級の場合、過去問が無くとも、ドローン検定のテキストさえ丸暗記してしまえば問題はありません。繰り返し練習問題を解いて、徹底的に暗記しましょう。

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