Drone Delivery SystemsとFlytBaseがドローンを正確に着陸させるシステムを開発

更新日: 2018.12.10 公開日: 2018.12.03
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アメリカの2つの企業「Drone Delivery Systems」と「FlytBase」がパートナーシップを組み、Airbox Homeへ安全で正確に荷物を配送するための着陸精度向上キットを開発していると発表しました。このキットはあらゆる配送用ドローンに対応します。

 

Airboxは、世界初のドローン専用スマート宅配ボックスです。現在、すでに医療業界や一般消費者を始めとする様々な分野でドローンによる配達が普及しています。しかし、配達の確実性は決して高いとはいえません。もっと安全で確実なドローン配達が実現すれば、荷物のダメージや盗難を減らすことができるでしょう。

 

Drone Delivery SystemsでAirboxを開発したBrandon Pargoe氏は、「FlytBaseの着陸精度向上システムと、我々の新しいAirbox Kitsを組み合わせれば、どんなドローンでもAirbox Homeに問題なく荷物を配達できるようになります。ドローンの機種に依存しない、ということが最大の長所です」と語ります。

 

FlytBaseは、世界初の商業ドローン用IoD(Internet of Drones)プラットフォームを提供しています。GPS、IR、RTK-GPSを使用した着陸は、複雑かつ正確さに欠けることがあります。一方、着陸精度向上キット「FlytDock」は、下向きの小型カメラとソフトウェアを活用し、数センチ単位の精度で決められた場所に自ら着陸する仕組みです。「プラグ・アンド・プレイ」ソリューションを採用し、どんなドローンとでも簡単に組み合わせることができます。また、FlytDockは昼夜問わず、地上と上空どちらでも機能します。

 

FlytBaseのCEO、Nitin Gupta氏は次のように述べています。「FlytBaseでは、企業用ドローンアプリケーションの自動化、スケーリングのための核となるソフトウェアを開発しています。着陸の正確性は、自動ドローンを使ったあらゆるシステムの要です」

 

Airboxユーザーは、荷物の盗難を防ぎ、安全で確実なドローンによる配達を体験するでしょう。送る側、受け取る側の両方に配達完了通知を送ることによって、天候の変化などによる荷物の損傷も防ぐことができます。この技術はヘルスケア分野での応用も期待されています。