DJI MAVIC miniで流氷撮影にチャレンジ!注意点と対処法を解説

更新日: 2020.04.27 公開日: 2020.04.30
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ドローン空撮の絶景ポイント!北海道の流氷

ドローン空撮の醍醐味のひとつは絶景ポイントでの撮影です。SNSの動画でアップされる絶景ポイントの映像は何度見ても飽きることがありません。

数ある絶景ポイントの中で人気があるのが北海道の流氷です。流氷のシーズンは2月から3月上旬と限られていますが、冬の風物詩として人気があります。

流氷をじっと見ながら癒される「流氷浴」を楽しむ人もいます。この貴重なひと時をドローンで撮影して残しておきたいと思う人もいることでしょう。

DJI社が「その時、日本が驚く」と宣伝し発売したMAVIC miniは、航空法対象外の重量199g、気軽に飛ばせるのに本格的な空撮を楽しむことができるおすすめのドローンです。

しかし流氷撮影となると気温はマイナスの世界です。DJI MAVIC miniは極寒地での撮影に耐えられるのでしょうか?

極寒の流氷撮影!注意点と対処法

流氷撮影は普通に行われていますが、極寒での飛行になるので注意が必要です。というのは、ドローンは寒さに弱いからです。

DJI MAVIC miniの場合ですが、本体・送信機・バッテリーの動作環境温度は0℃~40℃です。つまり氷点下での運用は勧められていないことになります。

特にドローンが搭載しているリポバッテリーは、寒いと電圧が下がったり容量が減ったりして本来の性能を発揮できなくなります。

流氷撮影時は氷点下になりますから、飛行時間が予想以上に短くなったり急に墜落したりするリスクを頭に入れておく必要があります。

これらのリスクの対処法はいくつかあります。まずはバッテリーをある程度温めておくことです。タオルに巻いたりジャケットの内ポケットに入れたりして、人肌程度に温めておきます。

フル充電の状態で飛行させて、十分な余裕をもって帰還することも大切です。氷点下ではバッテリーの消耗が激しいので、飛行時間が短くなることを忘れないでください。

離陸直後は少しだけホバリングさせてドローンが寒さに慣れるようにしましょう。いきなりフルスロットルすると電圧不足で墜落してしまう可能性があります。

最後に、MAVIC miniの最大風速抵抗は8m/sとなっていますが、氷点下の厳しい環境で飛行させることを考慮して、風速3m/s以上ある日や天気の悪い日は飛行させないようにしましょう。

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