ドローンのモーターにはブラシモーターとブラシレスモーターがある
ドローンのモーターの種類は2つあります。いわゆるトイドローンなど手軽に楽しめるドローンに多いのが「ブラシモーター」で、ブラシとコミュテータの摩擦によって電流を流すタイプです。安価ではありますが、摩擦によりブラシが消耗してしまうのがデメリットです。
高スペックのドローンに多いのが「ブラシレスモーター」です。その名の通りブラシのないモーターで、代わりに電子回路を使っています。摩擦による消耗がないので寿命が長く、振動やノイズの減少、パワーとスピードアップが可能なモーターです。
ブラシモーターとブラシレスモーターでは寿命の長さが違うことが分かりましたが、交換時期の目安や寿命を少しでも延ばすためのメンテナンス方法はどのように行えばよいのでしょうか。
ドローンのモーター交換時期とメンテナンス方法
ブラシモーターとブラシレスモーターの両方に言えることですが、寿命が近づくとパワーダウンします。いずれかのモーターが消耗によりパワーダウンすると、ドローンの動きに影響が出るのですぐにわかるでしょう。飛行をそのまま続けていると、コントロール不能になり非常に危険です。
ブラシモーターはその構造上、摩擦による消耗により寿命が短くなっています。消耗品だと思って予備を用意しておくことをおすすめします。
ブラシレスモーターは寿命が長いのが特徴ですが、過酷な飛行環境によりモーターが消耗し、異音や出力低下が生じます。こうなったらモーターの交換時期だと考えてください。
どちらのモーターもメンテナンスによって寿命を延ばすことができます。モーターは熱に弱いので、連続飛行をさせるときはインターバルを置いてクールダウンさせるようにしましょう。
モーター部分にホコリや砂が入り込んでしまうことがあるので、エアーダスターで掃除をして、ベアリング部分に定期的に注油することもできます。
最後に、モーターの交換は自分で行うこともできますが、保険適応外になってしまう可能性があるので、販売店に修理依頼をするほうが確実です。