兵庫県竹田城跡周辺で、市が飛行を禁じているドローンの目撃が後を絶たないという。史跡の損傷や、事故につながる恐れがあり、市は看板を設置するなどして、ドローンを飛ばさないよう呼び掛けている。
2015年11月、大阪市西成区の男性が飛ばしたドローンが、城跡の西約30メートルの林に落下。男性に回収を要請したものの応じず、業者が撤去するまでに1年以上がかかった。
15年12月の改正航空法施行でドローンの飛行に規制がかかったものの、昨年夏にも外国人旅行者のグループが天守台からドローンを飛ばし、城跡に落下。
グループに厳重注意をし、敷地内にドローン禁止の看板を設置した。
しかし、その後も城跡内や観光駐車場などからドローンを飛行するケースが相次ぎ、関係者は頭を抱えている。
雲海に包まれる姿が天空に浮かぶように見えるということで、竹田城は「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる。
ドローンの落下によってバッテリーが損傷した場合、火事を引き起こす可能性があるため、自然の中にあるこの天空城ではドローン飛行は頭の痛い問題だ。
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